渡辺梨加

 4月19日深夜放送の『欅って、書けない?』(テレビ東京系)では、欅坂46の渡辺梨加と同グループからの卒業を発表している長沢菜々香の2人がパン職人歴50年で日本全国にファンを抱える超有名パン職人の廣瀬満雄氏の指導を受けることに。

 しかし、その現場はかなり重たい空気になったという。

「アイドルを忘れる、パン職人の自覚を持つ、大きな声で返事する、との3つの約束をしたのちに修行がスタートしたのですが、助言しても返事がないことに廣瀬氏はイラ立ち、『なんでさっきから返事しないんだ。頼むよ、返事くらいちゃんとしろよ。返事が社会生活の基本だろう』『返事もよくない。やる気も見えない。40年大事にしてきたパンを汚されたくない』と大声を上げて激ギレ。修行を中止するよう最終通告を告げられてしまいました」(テレビ誌ライター)

 その後、2人は返事をしなかった態度を猛省して謝罪に出向き、許されることに。

焼き上がりを待つ間に、自ら洗い物や掃除を志願。何事にも一生懸命頑張ることを再認識して、アイドルとして一人の大人として一歩踏み出すことができたとして、締めくくられた。

「ネット上では社会人としての基本を教えてくれた廣瀬氏に感謝の声が上がり、『神回』と評する人もいます。一方で、一部のファンが逆ギレし、廣瀬氏の店についてネガティブキャンペーンを行う事態となり、それに対して良識派が批判するなど、放送後はかなり大荒れとなりました」(芸能記者)

 その廣瀬氏といえば、過去にもテレビで有名人に激怒していたことがあるという。前出のテレビ誌ライターが言う。

「2017年に放送された『有吉反省会』(日本テレビ系)のことです。

レイザーラモンHGの妻でタレントの住谷杏奈が、SNSに投稿した手作りパンがヤマザキ製だったことをカミングアウト。その禊として廣瀬氏の指導を受けるというものでした。廣瀬氏は住谷の手を見るや、『爪を切ってください』『パンがこねられないでしょ!』と注意。しかし、住谷は『ふーん』『そうですね~』とのんきな返事をしたため、廣瀬氏は『私が注意するたびにあたながニコニコするんだったら、もう本当にやめましょう』と怒りを爆破させ、収録を放棄しました。それでも住谷からの謝罪の言葉はなく、従業員と番組スタッフが廣瀬氏を30分かけて説得。最後は住谷が心を入れ替えて泣きながらバターロールを作りあげました」

 今回の『けやかけ』も似たような展開のため、もしかすると台本や演出があったのかもしれない。

それでも直接勇気を出して謝罪に出向き、率先して洗い物や掃除をしようと動いた点では、30代の住谷より立派と言えるのではないか。