このアプリには愛しかないんだ……!
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欅坂46と日向坂46の初となる音楽ゲームアプリがリリースされると、7月18日のSHOWROOM番組内で明かされました。タイトルは「UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)」。

発表されたゲームアプリ「UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)」を一足早く体験……!
開発元は「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」「ロマンシング サガ リ・ユニバース」などの開発元として知られるモバイルゲーム開発会社「アカツキ」。ねとらぼ編集部では、7月7日掲載の記事「正解率10%以下!? 欅坂46・日向坂46の音楽ゲームアプリへつながる“謎解き問題”が難しすぎると話題に」の取材過程でいち早く、アカツキが欅坂46と日向坂46の初となるゲームアプリを開発していると聞きつけ、取材に訪れました。

見て、この指。指の角度。見るたびに「最高かよ」ってなっちゃう
対応してくださったのは、クリエイターチームからプロデューサー、ディレクター、マーケターの方々4人。4人とも欅坂46と日向坂46の大ファンで、「ねとらぼの欅記事はよく読んでいます!」と笑顔で迎えてくださいました。まずは開発に至るまでの道のりをうかがいます。

正装で出迎えてくださったアカツキの皆さんに“ときめき草”の花が咲きそう
「クリエイター、且つ、ファンが愛を込めて作ったアプリを届けたい」
――欅坂46ファン、日向坂46ファンにとっては、待望の新ゲームアプリです。開発はいつごろからスタートしていたのでしょうか。
プロデューサー(以下、P):1年ほど前から始めました。もともと僕とディレクターは大の欅坂46・けやき坂46(現・日向坂46)ファンで、たまたま運営サイドからゲームアプリに関するご相談をいただいたことが開発のきっかけです。
――音楽ゲームというところがまたファンの心をぐっとつかむと思うのですが、「音楽で行こう」と決めたきっかけはなんだったのでしょうか。
P:当初はもう少し違う方向も模索していたのですが、アカツキとしては「音楽のチカラで勇気をくれた欅坂46、日向坂46にゲームのチカラで恩返しがしたい!」という想いが強く、「彼女たちの魅力を最大限に発揮できるゲームは音楽ゲームだ」と、運営の方々とお話をさせていただいておりました。
――本アプリ最大の魅力は何でしょうか。
P:やはり、初解禁のライブ映像を実装しているという点です。欅坂46の「夏の全国アリーナツアー2018」と日向坂46(けやき坂46)の「走り出す瞬間ツアー2018」のライブ映像を中心に展開しており、今後は運営の方々ともお話しながらライブ映像を追加していきたいと考えています。

タイトルを見ただけでよみがえる感動。震える心

手のひらサイズで“気楽に恋”しちゃう……!
――ちょっといじわるな質問なのですが、一部では「アプリの影響で欅坂46や日向坂46の円盤化が見送られているのでは……」と危惧する声もあります。
P:その点に関しては、円盤とはまた違った、“モバイルゲームだからこそできる音楽体験”をファンの方々に提供したいと考えています。ちなみに私たちも円盤化はすごくすごく楽しみにしているんですよ(笑)。
――運営の今野さんにお願いするしかないですね(笑)。
P:よろしくお願いしたいです(笑)。
――今回アプリ内で使用される写真や素材にも、とんでもないこだわりがあると聞きました。
ディレクター(以下、D):まず全体を通して、欅坂46や日向坂46のアーティスト性や世界観を崩さない、ということにかなり力を入れています。例えばアプリに登場するプロフィール写真などは、世界観を作りこんだセットでプロカメラマンが1枚1枚丁寧に撮影しています。
私たちはメンバーの皆さんにも、ファンの皆さんにも喜んでいただきたいと考えて、細かいディティールも含めてすべてに全力を注いでいます。いわば究極の“ファン心理の延長”です……!
――最高と言わざるを得ない熱量で、早くゲームがプレイしたくなります。今回ライブ映像はもちろん、写真もふんだんに使われているんですよね。
P:はい、すばらしいライブ写真はもちろんのこと、撮り下ろしのオリジナルグラビア写真などが盛りだくさんです。「楽曲はよく聴くけれど、メンバーみんなのことはまだ詳しくない」といった人にも、メンバーの魅力がさらに伝わればうれしいですね。
――最後にタイトルの「ユニゾンエアー」はどんな意味なのでしょうか。
P:「UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)」というタイトルには、私たちが欅坂46と日向坂46からもらった勇気や癒し。そして2グループが放つメッセージを「そして、また誰かに響かせたい」という思いや応援の気持ちが込められています。ファンが愛を込めて作ったアプリを、早く皆さんにお届けしたいです……!

「UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)」というタイトルに込められた想い。熱い……!
いよいよ緊張の初プレイ。オープニングムービーのエモさに涙腺決壊
インタビュー後、開発中の「ユニゾンエアー」を少しだけプレイさせていただきました。ここからはあまりネタバレしすぎない範囲で、気づいた点をご紹介します。

初めてプレイするゲームアプリ「UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)」
まずアプリを立ち上げた際に見られるムービーのクオリティーとエモさが大爆発。プロデューサーさんによると、このムービーは1度しか見られない仕様だそうなのですが、涙腺決壊注意レベルはかなり高いのでしっかりと目に焼き付けていただきたいです。
プレイヤーはプロデューサー
アプリを立ち上げただけでも大感動の嵐ですが、いよいよゲームの核心に触れていきましょう。本ゲーム内でプレイヤーは、欅坂46や日向坂46を支えるプロデューサーという立場。メンバーに対して連絡をしたり、事務所内でのやり取りをしたりと、自分が“チーム欅坂”や“チーム日向坂”の一員になれるような没入感があります。
高画質なライブ映像に胸熱
続いては音楽ゲームアプリについて。初期にプレイできるのは「夏の全国アリーナツアー2018」と「走り出す瞬間ツアー2018」の楽曲で、レベルが上がるごとにプレイできる楽曲が解放されるというシステムが採用されています。
プレイを開始すると、高画質なライブ映像とライブの高音質音源をバックにノーツ(打鍵対象となるオブジェクト)が流れてくるのでそれをタップしていきます。タイミングよく押せるとポイントがたまっていく他、時折流れるアルファベットが書かれたノーツはポイントが高い設定になっています。

メンバー人気も高い「二人セゾン」。あの感動もよみがえる

ノーツがハマったときの気持ちよさと、ライブ映像のエモさが……!
曲に合わせてのタップは非常に爽快ですが、驚かされたのが「コール」に合わせたノーツも流れてきたこと。例えば「世界には愛しかない」で恒例の「オーイオイ! オイオイオイオイ!」のタイミングで画面タップできるのは「最高かよ!」という他ありません。これは「ライブでのコールの楽しさをゲーム内で思い出して楽しんでほしい」というディレクターさんの遊び心が反映されているそうで、ファンからも高い支持を得そうです。
ガチャは「欅坂46」と「日向坂46」で完全にすみ分け
またゲームをクリアしたり、課されたミッションをクリアすることなどで、獲得できる「ジェム」を使うことで、「ガチャ」を回すことも可能になります。

このお写真のクオリティーがすごいんですよ、マジで
ガチャではさまざまなメンバーのカードを引くことができ、そのカードを使ってデッキを組むことができます。デッキの組み合わせや属性によって得られるポイントに変動があるなど、スマホゲームとしての楽しみもしっかりと味わえるのが特徴です。個人的には「欅坂46」と「日向坂46」でガチャが分けられている点が、それぞれのファンにとって非常に喜ばれるのではと思いました。
ガチファンだからこそのこだわり
さらにメンバーのカードにはアカツキスタッフのこだわりがつまりまくっています。例えば織田奈那さんのプロフィールカードの背景は“みかん”。小池美波さんのプロフィール背景は“ぺんぎん”と、「分かってる」感が押しつけがましくないレベルで随所にちりばめられているのです。
この背景については、メンバーにも希望のイメージを取材したうえで反映しているとのことで、土生瑞穂さんや渡邉理佐さんはスタイリッシュなモデル風、守屋茜さんはガーリーとメンバーそれぞれの雰囲気を生かしたデザインとなっています。
こうしたこだわりについてディレクターさんは、「楽曲が好きだけれど、メンバーのことはまだあまりよく知らない」というファンに対して、「このゲームを通して楽曲はもちろん、メンバーの皆さんのことももっと好きになってほしいんです」と語ります。例えば「『なんで織田奈那さんがみかん?』と思った方が、色々と織田さんについて調べて、三ケ日みかんだったり、静岡だったりたどり着いて興味を持ってくださったら良いな。と思ったりしているので、各メンバーのモチーフをあまり説明しすぎない感じで入れているのはこだわりポイントです」と笑顔を見せていました。またこのほかにもメンバー同士がインタビューしあう貴重な映像や、超スペシャルなシークレット動画も用意されているとのことで、そちらも楽しみです。

「三ケ日みかん」のキーワードがすっと出てくる取材はそうそうない(貴重)
欅坂46、日向坂46のガチファンが作り上げた史上最高の音楽ゲーム「ユニゾンエアー」。手のひらサイズでライブの感動を味わえる日がもう間もなくやってきます。
(Kikka)