欅坂46新曲『ambivalent』は志田愛佳へのラブコールか?

2018年7月26日 21:31

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 欅坂46の新曲『ambivalent』が公開され、その歌詞の内容が一部のファンの間では、活動休止が続く志田愛佳へのメッセージではないかと話題になっているようだ。

【5月に活動休止が発表】欅坂46 志田愛佳・原田葵が活動休止

 この歌詞は、孤独への渇望と恐怖を併せ持つ、まさにambivalent(二律背反)な青春時代の葛藤を歌ったものなのだが、志田はまさにその象徴のようなイメージを持つメンバーであることから、こうしたうわさが広がったのではないかと思われる。また、久しぶりに欅坂の活動に復帰した平手友梨奈との特別な関係性もその説を後押ししているようである。

 志田愛佳は、活動を休止する直前にはバラエティ番組などでは明るく、そして欅坂には珍しくリアクションの大きな目立つヤンキー系メンバーとしてのイメージが強いが、結成時は個人活動が好きで、大人しく、渡邊理佐とともに『ザ・クール』と命名されるような、メンバーであった。

 初期にバラエティーで頑張った齋藤冬優花や尾関梨香らが、一部ファンからのバッシングを受け、大人しくなってしまってからは、ボケ、一人乗りツッコミなど、恐らくはやりたくでなかったであろう汚れ役を引き受け、MCからの信頼も厚く、番組を盛り上げてきた功労者であることは間違いない。その一方で、センターの重圧に苦しむ平手を真っ先に食事にさそったり、学業とのバランスに苦しむ原田葵や米谷奈々未といったメンバーとの関係も良好であり、グループ内の潤滑油としての存在感も大きかった。

 そんな部分が評価されはじめた矢先、紅白での酸欠ダウンから始まる体調不良、療養中にさえプライバシーを探りに来る心無いマスコミによるスキャンダル、さらにアンチによる人権侵害もどきのバッシングで、復帰の目途が立たない状況に陥っている。

 他人のことなど気にしない……そう心を武装しながら、それでも仲間や友人を大切にしたい、一人では生きていけないと悲鳴をあげる内心……ambivalentの歌詞が、志田はもちろん、ネットや社会で攻撃のターゲットになり苦しんでいる人たちへのメッセージにうつるのは無理ないことだと思う。

 妹分のけやき坂が躍進する一方で、姉貴分の乃木坂が卒業生を出しつつも個人仕事で圧倒的な強さを見せつける中、一時期日陰に入りかけた欅坂だったが、先日行われた欅坂共和国、そして今泉・平手の復活で、再び快進撃の予兆を見せ始めている。そのときに、明るくケタケタ笑いながら、あるいは後ろでニヤニヤしながら、ステージに立つ志田愛佳を見たいと思うのは記者だけではないはずだ。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る

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