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お笑い、大衆芸能、放送などエンタメ全般を取材してきた、油井雅和記者が「舞台裏」をつづります。

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欅坂46「不協和音」、坂本九「上を向いて歩こう」…つらいときに思う「応援ソング」

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拘束されていた警察署から保釈された周庭氏=香港北東部・大埔警察署で2020年8月11日午後11時6分、福岡静哉撮影
拘束されていた警察署から保釈された周庭氏=香港北東部・大埔警察署で2020年8月11日午後11時6分、福岡静哉撮影

 コロナ禍で誰もがつらい今、「勇気づけられた歌」を、テレビはNHKも民放も特番で流してくれている。そんな「応援ソング」、誰にでも1曲や2曲は「元気の出る歌」「ちょっと悲しい時に聴きたい曲」があるはずだ。

 「拘束されている時に、ずっと、『不協和音』という日本語の歌、歌詞が頭の中で浮かんでいました」。

 日本のアニメやアイドルが好きで日本語も覚えてしまったという、香港警察に国家安全維持法違反容疑で逮捕された民主活動家、周庭(英語名アグネス・チョウ)さん(23)は、11日に保釈された直後のインタビューの中で、日本語でそう話した。

 欅坂46の代表曲で、センターを務め、その後脱退した平手友梨奈さん(19)が「僕は嫌だ」と叫ぶ部分や、激しすぎる踊りを、紅白歌合戦で見て覚えている方もいるだろう。秋元康さんの詞は、アイドルの曲とは思えないセンセーショナルなものだ。

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